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ラヴェル

昨日に引き続き、ドビュッシーとラヴェルについて書きたいと思います。

 

ドビュッシーより13歳年下のラヴェル。

私はラヴェルの管弦楽作品がとても好きです。

 

ラヴェルのピアノ作品の多くは管弦楽に編曲されています。

(亡き王女のためのパヴァーヌ、クープランの墓など)

 

よく「管弦楽の魔術師」なんていわれたりしますけど、まさにその通りで、

ラヴェルの管弦楽曲を聴いていると魔法にかけられたような、不思議な世界へ連れていってくれるような、そんな気持ちにさせられます。

 

ディズニー音楽とかに、響きがちょっと近い気もしてます。(ダフニスとクロエなど)

 

古典的形式に沿った作品が多いかと思いきや、ジャズにも影響を与えたり。

〇〇主義の枠に入りきらない作曲家なのではないでしょうか。

 

ガーシュインはラヴェルに弟子入りを志願したけど、

「君に教えることはない」

なんて断られたそうです(^_^;)

 

ラヴェルは恥ずかしがり屋で皮肉っぽいところもあったんだと思います。

残された写真はどれも繊細で少し近寄りがたい印象がありますね。

 

そんなラヴェルのピアノ曲。

私は学生時代、どちらかというとドビュッシーが好きでラヴェルを演奏する機会はあまりありませんでした。

 

ここだけの話、音大でラヴェルを試験で演奏しても、いい点数が出にくいという噂があります・・・

 

超難曲の「夜のガスパール」あたりを演奏しないと中々難しいそうで。

技巧が難しいわりにあっさり聴こえてしまうような所があって、

ピアニスト泣かせな曲が多いなぁなんて感じてました。

 

私には敷居が高くてどこか敬遠していたラヴェル。

大学を卒業して肩の荷が下りたのか、ある時からラヴェルの音楽にハマり、色々曲を聴いては

譜読みをした時期がありました。

 

一番好きなピアノ曲は「夜のガスパール」。

特にの1曲目「オンディーヌ」が好きです。

背筋がゾクゾクするような、不気味な美しさをもった曲です。

 

まず驚いたのは、ラヴェルの楽譜は音符が多くて細かいこと。

何度くじけそうになったことか(^_^;)

 

まるで何かの設計図でも眺めているような・・・

そんな気分になってきます(^_^;)

 

対してドビュッシーの楽譜は、ラヴェルに比べると音符は少なく、

書き方もなんとなくおおざっぱな感じ。

ドビュッシーの場合、楽譜に書かかれた音の裏まで読み解く必要がありますが。

 

ドビュッシーの曲を弾く時には、指の腹を使って柔らかい色彩をイメージするように演奏します。

対してラヴェルは、指の先を固くして、クリスタルのような澄んだ音色を多く求められます。

 

一見、ラヴェルとドビュッシーの音楽は似ているように感じるかもしれません。

ですが、二人の音楽は似て非なるものです。

 

 

そういえば、リサとガスパールという絵本がありますよね♪

娘が一時期大好きで、私は子供が産まれてから初めてこのシリーズ本を読みました。

 

そこに出てくる黒いウサギちゃん?の名前がガスパール。

この絵本を読むたびにラヴェルの夜のガスパールが思い浮かんでしまいます(^_^;)

 

もう少し余裕がでたら、夜のガスパールに再挑戦したいです!